エピソード1

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世界の日本人妻って番組をごはん食べながら見てたら、ニューカレドニアに住む日本人妻がやってて、新婚旅行のことを思い出した。

 

 

2012年9月我々は天国に近い島ニューカレドニアに飛び立った。成田空港でまず大ジョッキのビールを嗜み、日付をまたいで約7時間のフライト。

酒飲みな我々は当然機内でも酒を交わした。

程よく眠れる程度に酒を飲んで、仮眠。

機内だから眠りも浅かったけど、私はなんだか凄く気持ち悪くなって席を立った。

今でもトイレに行くまでの記憶はあるけど、すごくフラフラしながら何とかトイレの前まで行った。

でもなかなかトイレのドアが開けられなくて、入れずそのまましゃがみこんだ。

そしたらCAさんが話しかけてくれた。

結婚式翌日の出発で疲れと、気圧の関係でお酒のまわりが早かったみたい。

ちょうど後部座席に空きがあって、4列席に横にならせてくれた。

 

 凄く気分悪くて、息絶えだえだったけどすっくんにここにいることを伝えなきゃと思い、CAさんに「す、すみません、〇列に旦那が寝てるのでここにいることを伝えてください…」と厚かましくも伝言を頼んだ。

今思えばエコノミークラスで横になれるなんてマジラッキーだし到着までこのまま寝てればよかったんだけど、真面目な私は気分も良くなってきたし、自席に戻らなきゃと、CAさんにお礼を言って1時間くらいで戻った。すっくんは「大丈夫か?」と心配してくれた。

また狭いエコノミー席で数時間過ごした。

着いた時には元気になって滞在中も体調は万全だった。

 

同じ新婚旅行ツアーで仲良くなった日本人の夫婦に、飛行機で酒飲んでぶっ倒れて、空席に横にならせてもらったエピソードを面白おかしくしゃべった。「帰りは気をつけてー」「さすがに帰りは大丈夫でしょー」なんてしゃべってた。

5日間カレドニアを満喫し、いよいよ帰りのフライト。馬鹿な私はまた酒を飲んだのだ(っていうか、今まで飛行機でお酒飲んでも大丈夫だったし、行きはたまたま式の疲れもあっただけだろうと判断し、7時間も乗るのに飲まずにはいられないって感じだった)。

仮眠してたらまた気持ち悪くなってフラフラとトイレに向かった。またトイレが開けられなくて(多分混乱してたから)今度は自分からCAさんに「すいません、気分が悪いので横にならせてください」と頼んだ。

なんて厚かましい。気分が悪いとはいえ、本当にどうしようもない奴。でもその時は本当につらたんだったんだ(´д⊂)

幸いまた空席があったから横にならせてもらえた。そしてさらに厚かましく「旦那が前に居るのでここにいることを伝えてもらえませんか?」と…(略)

 

それを聞いたすっくんはさすがに「あいつまたかよ」と思ったらしい。そりゃそーだ。

仲良くなった夫婦もその光景を見てたらしく、成田に着いてから「奥さんまた具合悪くなってた?」と言われてしまった。

 

こう書いてみると本当に屑エピソードだと思う。最初からこんなんで妻として幸先不安すぎる。

テレビ見てていつかまた一生のうちにニューカレドニア行きたいねーって言ってたのは私だけ。すっくんには終始迷惑をかけました。